クロアチア代表ーアルゼンチン代表 プレビュー

日本時間だと明日の午前4時15分キックオフのクロアチアーアルゼンチンの試合ですがスカパー181chでの放送があるようです。
クロアチアからすると仮想ブラジル
アルゼンチンからすると仮想セルビア・モンテネグロ
ということで、互いの利害が一致したので組まれたのでしょう。

召集メンバーは↓のエントリに書きましたが、アルゼンチン代表は日本と同じような理由もあるんでしょうが、基本的に欧州組が大勢を占めました。
注目はディエゴ・ミリートでしょうね。
基本的に純然たるCFWは置いても1人というペケルマンの代表チームの中で、その枠は非常に狭いものになるはずです。
クレスポが歴然たる実績を残し、フィゲロアサビオラ、クルスらが追いかける現状の中で、今年に入ってから絶好調のミリートがどこまで食い込んでいけるのかは、この1試合にかかっているといっても過言では無いでしょう。

又、テベスとメッシの第二のマラドーナ争いも目を離せません。
役割や働きどころが被るこの2人、ともにワールドカップメンバーに選ばれる可能性は高いと思いますが、スタメンをともに飾ることは無いでしょう。

この半年で急激に成長し存在感を増したメッシが、テベスを凌駕してしまうのか。
それともブラジル、コリンチャンスでそのパワー溢れる突破と左足の破壊力に磨きをかけたテベスがメッシを一蹴するのか。
二人とも若いだけに、これからも代表の地位を争うことになるでしょうが、ワールドカップに向けて、数少ないテストマッチですので、注目したいと思います。

で、日本代表のことを考えるとアルゼンチン代表はぶっちゃけどうでもいいんですよねw
問題はクロアチア代表なわけです。ただ、アルゼンチン代表に比べて選手個人個人はともかく、チームとして、どんなチームなのかあんまり見たことが無いんですよね。

昨日のボルニア戦を踏まえて、気になるチェック箇所を上げると

プレスの厳しさと質 
どのタイミングでプレスが開始され、ボール奪取後にどのような展開をするのか。
理想は高い位置からプレスを開始して、そのまま奪ってカウンターなんですけど、それが常に出来るチームなら世界に敵はいませんね。
昨日の日本代表のように、低い位置でボール奪取した後、そこからの展開でもたつくようなら、狙い目でしょう。

サイドの使い方
アレックスにしろ加地にしろ1対1の守備に不安がありますので、がんがん突破を仕掛けてくるような使い方だと厳しいことになりそうです。

FWの仕事
プルソやクラスニッチが普段のプレーをするだけでも不安なんですが、代表と所属チームでは周りの選手も違うわけで、役割が違うこともままありますからね。
クラスニッチなんかブレーメンではあまり動かないクローゼやら自分勝手に動くヴァルデスやらエゴの塊のようなアイウトンやらという面々の選手のフォローをしつつ、自らも個人能力で突破してゴールを陥れていますからね、自分優先でプレーしたらどれだけ凄いことになるやら・・・
閑話休題
後は、先日のカールスバーグカップで代表デビューを飾ったブラジルからの帰化選手、ダ・シルバや、アストン・ビラで不発だったバラバン、金に物言わせるロシアはCSKAに所属しているオリッチなど普段見る機会が少ない選手も気になるところです。

ラニチャール
後はやっぱりこの選手ですね。何か噂だけは凄く聞くんですけど、動いてる姿はなかなか見ることが出来なかったので、今回は楽しみです。
基本的にクロアチアの攻撃は彼を経由するようなので彼がどこまで出来るのか興味深いです。
ロナウジーニョジダンといったクラスの選手のようなプレーをするならば…
ま、していれば、今頃クロアチアにはいないと思うんですが…

だいたい、こんなところでしょうか。DFラインの強さや組み方、セットプレイの守り方も気になりますが、昨日の代表を見ているとそこらへんを気にする以前の…

見るのが辛い時間帯ですが、スカパーの本登録さえしていれば視聴できますので、多くの人が見て、クロアチアの弱点が少しでも見つかれば良いですね。
自分も早く起きなきゃな・・・