どうやれば勝てるのか

http://oikose.at.webry.info/200701/article_7.html
を見て考えてみました。
サッカーに関して日本が他の強豪国に勝るところを考えると・・・
今は何も無いのが現実ですね。

とりあえず人種的な側面を無視したとしてもまず素材を集める段階で勝てないでしょう。
ブラジル並に草の根からのスカウトシステムが発達したとしても、日本の場合野球との競
合が発生する以上、スポーツで生計を立てる手段がサッカーのみという状況は考え辛い。

ただ、最も重要なのはそこからの育成なんですよね。
野球が好例で、今の日本でも世界に伍して戦うことが出来ている。
それがサッカーで出来ない理由は無いですよね。
野球のようなリトル→シニア→高校野球といった育成のシステムとそこで行われる日本人向けのトレーニングを
サッカーで作り上げることが出来れば、育成面に関しては世界に負けることは無いでしょう。
一朝一夕に出来るものじゃありませんが、幸いJFAは潤沢な資金を活用してキャプテンズミッション
を遂行しているようなので、悲観することは無さそうです。

後はそこで生み出される選手を活用してプロリーグのレベルが上がっていけば他国に後れを取る理由は見当たりません。


と、夢を見るのは簡単ですが現実はなかなか難しいんですよね。

現実問題として、日本が日本である以上、サッカー以外で食っていく手段もいくらでもあるし
頑張ってプロ選手になったところで大多数の選手は年俸1千万程度で終わり、日本代表クラスに
なったところで年俸1億もいかない。
年俸を上げようにもチームの売り上げが少ないから無理。
売り上げを上げようにも入場料収入が伸び悩み、広告収入も同様。
UEFACLのようなCLマネーはACLには期待できないし、イングランドプレミアのように
各国に放映権を売りつけるのも夢物語の範囲を出ない。

Jリーグがそんな状況なら、サッカー以外で食っていけるなら無理してまでプロサッカー
選手を目指す理由が無い。
プロサッカー選手を目指す選手が少なくなれば、当然レベルは上がらず、日本は世界で勝てない。

現状のままなら、日本がサッカーでブラジルやイタリアに勝る日は来ないでしょうね。
素材集めからその国に合った育成、プロリーグの持つ社会的地位を比較して勝る面が無いんだから。

これだけじゃ夢が無いんでJリーグ全体で金儲けを狙う人間が出てくることを期待したいですね。
イングランド1部リーグもルパート・マードックがメディアを使用して金儲けを企んだ結果、今の繁栄に繋がっています。
Jリーグでそんなエポックメイキングな集金手段を描く人間が生まれれば、いつの日か・・・